タイトル通りの「チームリーダーの教科書」です。
留学に行く関係上、団体運営を引き継いだのですが、明文化されてないかなあ・・・と探した本。
対象はビジネスマンで、社内で「ヤリタイコト」を見つけ、リーダーとしてプロジェクトをはじめる人。
時間軸に沿って、具体例も織り交ぜながら、わかりやすく、簡潔に書いているよい本です。
この手の経営本の中では、ずば抜けて分かりやすい。
筆者はアパレル出身ですが、この手の本では著名な方。
すっごく「自分がどう見えるか」を理解している人らしい。
本書では単純に目標設定からタスク分担、マイルストーン・・・の技術論ではなく、
「人をどうまとめ、どう動かしていくか」という「考え方」を中心に書いているため、飲み込みやすくなっています。
特に印象的なのは「メンバーを一番よく知り、メンバーにとってよいことを考えることこそがリーダーの資格」というような哲学。お客様は神様、ではない。
メンバーが言葉に出していればもちろん、出していなくても表情でイイタイコトを理解する感性。
それは日々の気配りや会話や心がけという努力から生まれる、という考え方。
実践できているかは別として、すごく同感です。
レビューを書く前に友人に渡してしまったので、忘れないうちに記憶をいくつか。
①ビジョンの作り方
・現場感覚があるか
・・・事実をおさえるということ。誰に対しても事実でビジョンを説得できるようにいろんな人の意見を聞くということ。
・夢を持てるか
・社会のためになるか
・???(これ、忘れました)
②怒り方
意識の低下や甘えによるミスの場合のみ怒るべきだそうな。
③問題解決
おおよそ下記に集約されるそう。
・志の問題
・やり方の問題
・組織のあり方の問題
・もうひとつは忘れました。
そのほかにも「顧客からメンバーの変更要請があっても守りぬけ」とか「本音で話し合える場所を作れ」とか、「プロセスこそ評価しろ」「マーケティングとはリスク最小化」「引継ぎまでのタスクをスケジュールに入れて管理しろ」とか、いろいろあったのですが、まだ社会人でないので消化不良気味です。
これが全部「当たり前」にできるよう、自分の中でもチームを作らないとだめそうですね。
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