あたまのよさ。
先日の飲み会で、友人に「頭が悪いんで、必死に勉強してるんだー。最近」みたいなボヤキ話をしていたら、もう一人の友人がカットインしてきて「お前の言うことは間違っている」と。
「『頭の良さ』とは想像力。想像力が足りない部分は知識で補うしかない。だから本を読んで、事前に見えない部分を補っていく。それによって、いろんな話が理解できるようになる。それのどこがおかしいのか」
「いや、違う。『頭の良さ』とは、相手の考えをどれだけ理解できるか、ということ。それは知識なんかじゃなく、気配りなんだ。要は相手の立場になって、どれだけ考えられるか、ということ。お前にはとりわけそれが足りない。いくら本を読んで知識を身につけたって、それができていないお前はだめだ。そんな基本ができてないんだから、いくら努力しても無駄だな」
それ以来、ずーっと考えているのですが、目の前の現実を題材として考えているのですが、
おそらく、友人の言葉のほうが正しい。
最近、論文を読めばいっぱしのことが言えることが分かってきて、
なまじそういうことが期待されるので、「論点をおさえる」「主張を整理する」とか、
そんなことばかりしていたのですが、それは自分への諦めと、うわべの塗り固め。
いつからか、自分の頭脳に対するコンプレックスがあって。
浪人か降年からか、それ以外か分かりませんが、負け癖がついているような気がしていて。
本を読むこと、知識を増やすことがこんなものを拭い去ってくれるような気がしていて。
でも、そういうもんじゃないんですね。
要は「頭いいねー」って言われたかっただけ。
でも、本当に頭がいいことって、別のことのような気がしてきています。
「(そんな風に話すと)絶対落ちるよ」
先輩に言われました。
そろそろこんな自分も卒業ですかね。
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