「コンセンサスという概念も、日本独特の捉え方をしています。コンセンサスというのは、自然に形成されるものではなく、強力なリーダーシップが引っ張って初めて、形になるものなのです」
緒方貞子氏の著作集。日記やエッセイ、スピーチなどを厳選して詰め込んだ一冊です。
冒頭は「Ⅴ 世界に出て行く若者たちへ」と題した章の抜粋。
・成長の鍵は好奇心
・現場の裁量を増やすことが、国際機関の仕事
・日本に留まっていたら、世界中で起きている事件は常に「他人事」でしかない。
・日本人はリーダーシップが欠如している
・「国際」基準と「国内」基準の別なんて、あるほうがおかしい
・言語は大事
「開発し、発展『しなければいけない』」という視点が嫌で、ものすごいドメスティックな仕事につくことになった私ですが、「他人事」になるのは恥ずかしい、ぐらいの気持ちは持っているつもりです。いや、持ち続けないと。
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