2008-01-05

『すぐに使える「図解」の技術―図解の基本ルールからパソコンを使った資料作成まで』(竹内元一/PHP研究所)













出版甲子園以来、なんとなく気づいていたのですが、最近確信しました。

・・・スライド作りがヘタ。

それ以来、いいスライドってどうやって作るのかなあ、と物思いにふける日々。
霞ヶ関はパワーポイント行政(=政策のアイデアをpptで意思疎通する)という話も聞き、しかも最近のセミナーではそれを裏付ける資料が毎回配られ、必死です。

何かビジュアル表現の方法のパターンがあって、上手な人はそれにハメて作るのでは?
そう思って予備校帰りに本屋で立ち読みしたらよい本が。

図書館で同じ本を探したのですが、置いてないので似た本で代用。
なにやら前置きが長いですが、そんな経緯で借りた本。




情報の伝え方は、情報源に応じて3つに分かれ、わかりやすさの深度がある。図解には対象に合わせて3つの方法があり、特に難しい「論理図解」も3つしかない。また、3・7の数の限定も重要である。という感じ。


①情報の伝え方の種類
・・・数・文字・絵の3つがあり、それぞれ表→グラフ、箇条書き→論理図解、物理図解の順で伝達可能性が高まる。ちなみに、これを箇条書きすると

情報   (理解度→大)
      数・・・表→グラフ
      文字・・・箇条書き→論理図解
      絵・・・物理図解(写真や絵を簡潔にして表す)

という感じ。

②論理図解の3分類。
・・・一番難しいのが論理図解だそうです。いわゆる「図解」とはこれですね。①構造・構成図(分類図・組織図・構成図)②集合・関係図(ベン図・内包外延図・グループ図)③時系列図(プロセス図・手順図・工程表・アロー・ダイヤグラム)



で、最後に実際の図解やテンプレートがあったのですが、図→文字は面倒なので省略。



本当はいくつかパターンを箱で作っておけばいいんだろうけど・・・使うときに作ります。





著者は数冊同様の本を書いていた(当時)らしく、内容がダイジェスト版のようでお得です。
1996年に出版されたということを聞いて、驚いた一冊でした。

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