思わず衝動買いしてしまった一冊。
基本的に借りるか、古本屋で買う人なのですが、パラパラ見て「考え方一緒!」と思って購入。
発行して12日で第2刷というのはよほど評判なんでしょう、ということで。
情報とは価値であり、良質な情報を手に入れ整理し活用する努力とお金を惜しんではならない。
そんな感じの、「バリバリのキャリアウーマンの生き方」という印象です。
著者は元マッキンゼーのコンサルタント。
というと分かりやすいですが、史上最年少(当時)で試験に合格した公認会計士で、外資系を渡り歩き、博士号ももつ3児の母で、日米の栄誉ある女性ビジネスマンの賞を受賞している方、がより正確です。
垣間見えるのは、「人間とはもともと同じ。違いが生まれるのは情報の差である」という唯物論。
というか、人間はPCである、という感じ。要はみんなハコであって、いいソフトを入れて、いいバッテリーを使って、いい人が使うことではじめて価値が生まれるのよ、みたいな。
僕も基本的には同意見で、知っているか知らないか、つまり意識の違いから生まれる情報量の差が、その人間の価値を決める・・・と思っていました。最近はその考えを改めましたが、うーん。
読後感は、「マッキンゼーで働いてみたい!」。笑
それはいいとして、久々にモチベーションがぐぐぐっとあがった本でした。
おお!というポイントを。
①フレームワークで考える
・・・物事をわかりやすく、論理的に話すには、フレームワークに分けてMECE(もれなく、ダブりなく)説明する必要があること。マッキンゼーではフレームワークが200個ぐらい載った本があり、それを眺めて覚えるそうです。
②ベンチマークする
・・・優れた他人と自分を比べて自分の過不足を発見すること=ベンチマークらしい。
③何事も2年
・・・何か新しいことを始めて、熟練するには2年間かかるということ。
④有料=優良
・・・メディアは金を出したほうが、結果的にいいものを得られるらしい。
⑤ハードカバーを読め
・・・基本的に本はもっともお得な情報源なので、本を読みなさい、と書いてありますが、もっともコストパフォーマンスがよいのはハードカバーだそうな。
⑥本を出せ
・・・アウトプットをせよ!という話で、究極的には出版がよいそうな。
⑦集中力=体力
・・・そのまま。運動して体力をつけることがパフォーマンスを上げる
⑧睡眠は投資
・・・睡眠は脳の情報整理の時間。ですから寝ない時間がもったいない。
てな感じです。ということで、投資のために寝ます。
2008-01-06
『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』(勝間和代/ダイヤモンド社)
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