2008-01-29

『イノベーティブ・シンキング』(Conrad Heraud,山本泉訳/ダイヤモンド社)













発想の型。



グループワークでアイデアを考えるとき、「さすが!」という発想をする人っていませんか?
悩んでいたことを相談したときに、「なるほど」という答えを言ってくれる人っているような気がします。

そんな人たちの思考の型が、フレームワークとして学べる本です。
・・・といったら言い過ぎかな。

よい本です。

「イノベーティブ・シンキング」とは、なんだか一昔前の流行語みたいですが、要するに「手順に沿って、いろんな角度から物事を考える」ということ。

具体的には
①増やす・・・考える視点を増やすこと
②目指す・・・理想を設定し、それに向かって考えること
③逆転する・・・当たり前のことを逆転させ、それを実現させる方法を考える
④つなげる・・・(異分野・関連分野・流行・自然など)さまざまなものを組み合わせて考えること
⑤改良する・・・現状をよりよくするように考えること
⑥試す・・・考えたものを試してみること

こう書くと当たり前ですが、意外とひとつの方法にこだわってしまうもの。
きちんと本にまとめられているとなんだかすっきりしますね。



ひとつだけ残念なのはカタカナ英語が多いこと。
使っていなければもっと売れていたような気がしたりして。



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