2008-04-08

『企業の経済学』(淺羽 茂/日経文庫)













教科書第三弾。


今年から、国Ⅰ試験の経営学の試験委員が、師匠からこの人に代わったんです。
なんでよりによって、今年?と思わざるをえませんが、文句をいってもしょうがないので。

内容は思っていたよりも専門的です。が、新しい事例を扱っているので新鮮に読めます。

前半はミクロ経済学の初歩で、企業の費用最小化(利潤最大化)条件や、不完全競争市場を扱っています。真ん中は戦略論で、価格戦略(浸透価格など)やオープン・クローズド戦略を事例を絡めながら紹介しています。後半はミクロな労働市場の分析で、成果主義や年功賃金にも言及しています。

日経文庫って、こんな感じなんでしょうか。微分が出てくるあたり、明らかに一般向けではありませんよ。

ここから何かでるといいなあ。


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