2008-07-13

Nothing is so certain as the unexpected.

人間って、どうやって作るんでしょうか。



いや、そういう意味ではなく、「ひととなり」ですが。。。




官庁訪問中、出会った素敵な人は、入省理由も素敵でした。

何事も「始める理由が、辞める理由」というのが持論な私。
何となく入ってはいけないのです。面白いではだめなのです。選んだ意味がないのです。
やりたいことが明確でなければ、そもそも公務員なんて受験していないのです。


なので、とりあえず現状の思いを語ってみることにします。

そもそも農業は、国の食料安全保障上、重要。
小麦や大豆の値段が上がると、現状ではどうしようもないのです。
もし戦争になったら、戦時中の生活に戻るしかないのです。
特に今後資源や食料が外交カードになる中で、自給できることは外交戦略上、有利。
そのためには、農業界に他産業以上の資源が必要。特に足りないのは儲けようとする若者。



で、そんな中でヤリタイコトは、「農業界を活性化する」「儲かる農業を作る」「農業の国際競争力をつける」「若者が夢を持ってチャレンジできる業界にする」「産業としての農業再建」「農業のイメージを向上」「日本の外貨獲得手段に」・・・いろいろ語ってもどこかで聞いた言葉ばかりで薄っぺらいですが、要は「儲けたい人間が自然に入ってこれる業界にしたい」ということ。


農業って、すごい特殊。
だって、みんな儲からないことが前提で、農業が好きでかつ土地があるから農業をする。

これって、就職と真逆。
だって、みんなそこそこの収入が前提で、好きかどうかは二の次で、何もないから就職する。



産業である以上、やはり「儲ける」ことは重要で、「儲かってる」スターが数名でいいからいることが極めて重要。なぜなら、それを見て新しい人が参入してくるから。農業は生命産業だから儲からないという考えもありますが、それはあなたが考えることじゃない!

今までの農業政策は、「食とは国家の基本」という安全保障的な考えで、国の言いつけを守って、安全保障的に農業をやる農家だけを温存してきたのではないか。それももちろん重要だが、国の言いつけではなく、自分で判断し、自らリスクをとり、企業経営者として営農する農業者のチャンスを奪ってきたのではないか。それが制度上固定化され、農業業界の停滞をもたらし、現状のイメージの悪さにつながり、今があるのでないか?逆に言えば、イメージから変えられれば、産業は変わるのではないか?

とか思ったり。

1社でもいいから、楽天ぐらいの農業者を作りたい。
1団体でもいいから、日本財団以上の農業NPOを作りたい。
どの業界でもいいから、トップを農業関係にしたい。





何だか、いろいろすっ飛ばしてますが、とりあえず現状はこんな感じです。






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