モノは嘘をつかない。
モノで見る文明史、という一冊。
日本を、文明レベルの100年単位のスパンで、水・エネルギーの視点から議論した内容を収録したもの。
モノで見るとは、つまりは自然科学の分野から社会を俯瞰するということ。経済学みたいな、人間のアンケートや経済活動の統計からモデルで帰納的に考えるのではなく、自然の末端のデータから社会を演繹的に構想する、という新鮮さと確からしさ。だって、人以外はみんな嘘をつかないんですもん。
凄く凄く、新鮮。
いろいろとデータを持ち出し、環境の変化から見た日本の未来論をふっかける竹村氏と、すべてに違う視点で同じように応える養老孟司。
こういう人たちの会話って、こんなに凄いんでしょうか。。。
特に養老孟司はやっぱり凄い人なんですね。
生態学、本気でやろうかと思ってしまいます。
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