2009-07-20

『ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル』(照屋華子, 岡田恵子/東洋経済新報社)




「会議を持つとき、文書を作るとき、それによって相手にどのようにしてもらいたいのか、どんな反応を引き出したいのか、という期待成果のないコミュニケーションは『独白』でしかない」


「ロジカル・シンキング」といえばこの本、というぐらい有名な一冊。昔から読まなきゃなあ、と思っていたのですが、ようやく購入しました。

内容は3部立てで、

①目的意識の明確化
②MECE
③論理パターンを覚える


構成を一見すれば明らかですが、「ロジカルシンキング」とは、<目的を明確にし、MECEで(漏れなくダブりなく)、既存の論理パターンに則って情報を整理すること(必要ならば相手に伝えること)>なんですねー。

③はPPTの作り方、みたいな感じ。課題に対して、結論があり、それ以下はMECEで、階層別に"So what?"(だから何なの?)"Why so?"(どうしてそうなの?)でリンクしている、という形。課題が問うている内容について論理のパターンは変わりますが、原則はそんな感じらしい。

①では、コミュニケーションの目的は「情報提供」「フィードバックをもらう」「行動を起こさせる」の3つである、と限定しています。内容もそうですが、こういう枠の嵌め方が巧みですよね。






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