2009-07-20

『この人はなぜ自分の話ばかりするのか―こっそり他人の正体を読む法則 (こっそり他人の正体を読む法則)』(Jo‐Ellan Dimitrius著,冨田香里訳/ソニーマガジンズ)




読み方。



原題は”reading people”。著者はアメリカでもっとも有名な陪審員コンサルタント。陪審員には事件とは無関係の、公正な判断ができる人間が選ばれる必要があり、その選定にあたってアドバイスを与えるのがコンサルタント。ですから、限られた時間と情報から、その人を見抜くのが仕事なわけで、その技術を解説した本。

①他人について知る:
 際立った特徴から背景を推測する、
 第一印象の背景を読む、
 環境から人を読む、
 話し方から読む、
 発言より行動を見る、
 例外を知る
②自分を知る:
 他人からどう思われるかを考える、
 質問の仕方を工夫する、
 直感を積み重ねて磨く

なんだかシャーロック・ホームズみたいですね。。。
すべての行動には意味があり、その背景を探ることが人を読むことなのだ、みたいな感じ。
そりゃそうでしょうが、ある一点から解釈を広げていく発想は重要でしょう。木から森を見る感じ。

自分自身の読まれ方も気をつけないといけないというのは、当たり前のようで盲点ですよね。

で、応用編が「SPEED」

S:scan(全体を見る)
P:pare(特徴を取り出す)
E:enlarge(特徴を拡大する)
E:evaluate(集中力を保ちつつ評価する)
D:decide(安全なうちに決める)


人に限らず、いろいろ読めそうですよね。



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