2008-10-17

Half has finished!



半分終了(写真はとあるコースのreading.1ヶ月半でこれぐらいですが、超楽なほうらしい)


今日、Trendspotting & Future ThinkingのFinal Presentation があり、half-semesterが終わりました。1週間ほど中休みがあり、今月末から新しい授業が始まります。


1ヶ月半を振り返ってみると、とにかく「何もかもが新鮮!」。
人も言葉もお金も自然も、何もかもが違う毎日は新しい経験の連続で心が休まる暇がありませんでしたが、ほぼ2ヶ月経って、ようやく気持ちが慣れてきた気がしています。

と、ダラダラ書いていても仕方ないので、いくつかポイントを列挙してみます。

<授業について>

1、講義の位置づけと構成が違う

日本の場合、講義は先生が「教える」場で期末のテスト(か中間テスト)で評価するのが通常です。しかし、こちらでは講義は「議論をする」場で、中間のプロジェクト(チームで何かプランを作る)と期末のテスト(これは筆記)で評価をするのが通常なようです。つまり講義はアウトプットの場であり、インプットの場ではないということ。

こちらでは講義ごとに読むべき課題があり、問いが設けられていて、それについて議論し、先生が意見をまとめていく、というのが代表的なスタイルのようです。授業中、ポロポロ意見があがって、それを先生がまとめていく感じ。もちろん、悪い面もあり、先生のファシリテーションのレベルによって、講義のレベルが左右されるので一丁一端だと思います。ちなみに、先生がイマイチだと意見が出ません。この辺は日本も一緒ですね。

2、みんな、話せる

人前で話すことに慣れている人が多いようです。もちろん内気な人もいるのですが、人前で話すこととは独立なようで、振られればそれなりにしゃべれる。これは文化の違いなんでしょうかねえ。。。

3、議論好き、か?

欧米の人は議論が大好きで、とことん納得するまで話し合う・・・という印象だったのですが、「これがベストなアイデアだから議論不要だよね」みたいな空気は万国共通なようです。というか、考え方や価値観に関して文化の違いはあまり感じません。みんな「空気」は読んでいる気がしますよ。

4、学生のレベル

高い気がします。英語(母国語ではない)を使った分析で「ああ負けた」という感じなので。ただ、アイデアやバリューを絞り込めば負けない気がします。


<英語について>

1、みんな使っているのは初級単語

みんなネイティブではないので会話で使うのは初歩英語です。むしろ簡単な言葉遣いのほうが「うまいね」と尊ばれる感じ。ネイティブではないため、自分がわからない単語は相手も知らないのです。また、単語の間にある微妙なニュアンスの違いも、「微妙なニュアンスの違いがあるらしい」という概念として認識しているので、少々の間違いはまったく問題ないです。まあ、北欧だからかもしれませんけど。

2、日本語と英語は違いすぎる

『国家の品格』にも書いてましたが、日本人(と韓国人)がこんなに英語が苦手で、欧米人がやたらうまいのは言語の性格の違いだとしか思えません。欧州の留学生はやたらうまいんだもん。

まず文法。知ってはいても、疑問文をひっくり返す癖がなかなか身につかない。これは仕方がないですよね。

あとは発音。はっきり発音しても通じない。逆に早く発音すると通じたりする。要するに日本語だと「ゆっくり、明瞭に」がよい日本語ですが、英語だと「流暢に」がよい英語だということなんでしょう。



「英語って、communication toolなんだなあ」としみじみ感じている日々です。要するに伝わることが重要なのであって、発音とか、語彙とか、そういう価値観ではないということ。とはいえ、いろんな国の、いろんな文化の、いろんな考えを持った人が、1つの言葉で会話しているって、考えられないほど大きなことですよね。たまに感激します。




そんな感じです。講義はおわったとはいえ、レポートが3つもある。。。
がんばらねば。





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