2008-10-04

『国家の品格 (新潮新書) 』(藤原正彦/新潮社)














論理の誤り。




「論理は道具であり、真理は論理にはない」。

要約するとそんな感じでしょうか。「合理的に割り切れない考えや価値観こそが本質なのであって、合理的な考えだけでは必ず道を踏み外す」、みたいなのが全体の主張。あとはVIVAニッポン。「国家の品格」は最終章だけなんですね。意外でした。


就職先の大先輩に「(この本を)三回読んだ」という方がいらっしゃって、そんなにいい本なのかと思い購入した一冊。三回は多いですが、一度は読んでもいい本なのかなと。47版は異常な気がしますが。。。



International Business Strategyという講義を履修中なのですが、結局globalizationが進むとみんな同じになっちゃうんですよね。というか企業が同じようにしようとする。便利になるのは良いのですが、数字は増えても、何かが失われていくんだろうなあ、というさびしい気持ちを抱くのです。




農業経済学と茶道を習っているせいか、基本的に共感でした。
別にあそこまで激しい思いを抱いているわけではありませんが。


論理(=経済学)はあくまで論理で、真理は別のところにある、というのはそれなりに大きな発見だったりして。と内定式を終えて思いましたとさ。





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