テストが終わりました。
今日で、一通り大学のテストは終了です。
大学も、もう4年目。いちおう、もう卒業単位はとり終えたはずなので、気分は卒業です。
で、多少の振り返りを。
経済学部に進学してからは、伊藤元重、吉川洋、岩井克人、藤本隆宏、と本でしか知らなかった先生方の講義をライブで聴けるというエキサイティングな日々。いずれも期待に違わず、饒舌かつ知識が深い。植田和男、伊藤隆敏など金融関係の先生の講義を聴く機会はありませんでしたが、ほぼ満足しています。とりわけ岩井克人の講義は抜群に面白く、初めて天才と秀才の違いを肌で知りました。「この大学に入って本当によかった」と思わせるひと時を何度も味わうことができました。
で、何が残ったのでしょうか?
出席してもしなくても変わらない授業と評価と能力。「学部生だから」という前提つきの授業。テスト期間中だけ増える履修生。数をこなすだけの試験と単位。卒業するだけの大学。
学んだのは、経済学ではなくて、要領よく単位をとるコツ。
気づいたのは、経済学視点での社会矛盾ではなくて、他人や環境に頼らず勉強していくことの重要さ。
・・・そんなことを学ぶために大学に入ったんじゃないんですが。
憧れとか感覚とかブランドで決めてしまったツケが、こんな形で回ってくるとは世の中うまくできています。
入り口が、出口ですから。
就職も一緒、なんでしょうね。
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