2009-05-30

『7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則』(Stephen R. Covey,et al/キングベアー出版)



First things first.


原題を翻訳すれば「重要なことから始めなさい」でしょうか。
自己啓発書?のベストセラーである『7つの習慣』をいかに実践するか、という視点で書かれた実践手引き、のような本。

ついこの間まで、フランクリン・プランナーを使っていたのですが、毎日タスクを出して優先順位をつけてこなす日々は、どうも「生きづらい」という感覚があり、原則から攻めてみようとGW中に実家付近のブックオフで購入したのでした。(ちなみに、『7つの習慣』を具現化したものがフランクリン・プランナーなのですね)

で、読んでみて「ああああああ、確かにこういうこと書いてあったなあ」と過去の読書記憶の定着の悪さに愕然としたのでした。で、ポイントは3つ。

①生き方の原則はすでに決まっている
②大きな石から入れよ
③自立から相互依存へ



人間には生きるために4つのニーズがあり、この4つがバランスよく満たされていないと、ちゃんと生きられない。生きるうえでの前提。

・生きること:衣食住。睡眠とか運動とか。
・愛すること:家族、恋愛、友達
・学ぶこと:知識を蓄える、能力を高める
・貢献すること:自分の力を使ってほめられる


で、加えて人間には4つの独特の能力がある。

・自覚:分析力(何が起きているか理解する)WHERE
・良心:価値観(何が正しいか知る)WHY
・自由意志:決断力(何をするか決める)WHAT
・想像力:目標設定の力(何をするか考える)HOW(WHEN)


②そのためには、日々「緊急じゃないけど重要なこと」を行う必要がある。毎日ではなく、週単位で週の計画作成時に時間を確保することが重要。

③で、その結果、自立的な生き方が相互依存の生き方に変わる。大きな違いは、自分の能力を他人のために使うこと。



「原則は決まっている」という考え方が意外でした。というのも人は一人ひとり価値観が違うので、正しさも違うと思っていたのです。が、そういうわけではないんですね。

週単位の目標設定の意義も理解。

最近、かなり自己中心的な生き方になっていて、とてもとても反省していたのですが、それは次のステップの前の1ステージだったのだなあ、と思い、少し安心しました。


ちゃんとウィークリーになってる手帳が欲しい。。。


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