「この作業には『徹底的』とか『しつこい』と呼ばれるくらいの努力が必要である」
タイトル通り、企業において、まるで戦場における参謀のように戦略を立案するためのノウハウをまとめた一冊。これを文庫にするのは凄い。
訳書でなくてここまで本格的な本が自分の生まれた年に出版されていたとは、驚きです。。。
感じるのは合理的な仮説検証の重要性とそのための発想力&分析を使いこなすスキルの必要性。他の書籍に比べて、仮説の前提となる分析の記述と手法がかなり多い気がします。・・・というか、はっきりいって全然わかんない。
ああ、仮説って、立てて感覚的に優先順位をつけて実施するんじゃなくて、立てたら分析して、検証してから実施するんだなあ、とよくわかるものの、その分析作業は知的な作業だなあ、と思うのでした。PPMの説明は、すごくわかりやすい。
流れているのは、「戦に勝つのは将が強いからであり、負けるのは将が弱いからである」というリーダー論。国政への応用も書いてあり、確かにこうやったら面白いだろうなあ、と。
印象的なのは、問題はすべて異なり、答えもすべて異なる、という前提。
海外に事例を探すのがもっともらしいような気がしてしまいますが、それは逃げ、なんですね。
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