「政策立案とは、社会の問題『発見』である」
何で、もっと早く読まなかったんだろう。。。
そんな読後感。無駄のない、嘘のない、真似のない、痒いところに手が届く、そんな一冊でした。昔から買おう買おうと思っていて、ブックオフでの運命的な出会いを心待ちにしていたのですが、その瞬間はついぞ訪れませんでしたので。
いわゆる「外資系の問題解決スキル」の本。他所との違いは、本書がその元ネタである(らしい)こと。
本当の元ネタは洋書でしょうが、日本人で、これだけ書けるのは本当にすごい。
テーマは問題「発見」。問題とは理想と現実とのギャップであるなどなど、基本的な認識から問題(つまりは理想)をどう突き詰めていくのかについて、具体的な技術を提示しています。
一番大きいのは4P。Purpose, Position, Perspective, Period。
Purposeとそのほか3つの位置づけがいまいち分かりませんが、目的を定めたら、立場や空間(たとえば、事業領域)、時間で「目的はそれで本当によいのか」を問い続けるべし、とのこと。
問題が見えたら、あとは分析。具体的には
①拡がり
②深さ
③重み
こうエレガントに書かれてしまうと、本当にうれしくなっちゃいますね。笑
これが当たり前じゃないから、ダメなんでしょう。
本書は、類似タイトルの続編。前著が問題「解決」に焦点を当てていたのに対し、こちらは「発見」に注目しています。初めてamazonのマーケットプレイスを利用しましたが、これは便利ですね。ブックオフに無い本は、やっぱりいい本なんですね。
なお、冒頭の言葉は、とある先生から言われたひとことでした。
そうなんですよ、ね。
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