うちの社長(?)の発言で話題に上がっていたので購入した一冊。
農協への恨みつらみの一冊かと思いきや、自らの半世紀&アイアントライアングル批判&自分の農業観、という構成。農協批判はもう何十年も前から同じ内容で散々なされていますが、批判を行動で体現している話は内容が一緒でもすごく新鮮。逆に知識や法律から語る言葉には情報量はあっても経験に根ざした説得力がない。
著者は愛知県の渥美半島で30年にわたる専業農家を営む農業経営者。
93年に有限会社を立ち上げ現在は売上高1億3千万。利益率は不明ですが、トップ層の生産者の一人であることは間違いない。
・農協の部会の共同購入は必ずしも安くない
・共同選果の品質基準は市場ベースであり、本当に売れるものが評価されない
・口座情報・大きな取扱量を背景に農協を脱退する農家への嫌がらせはやめるべき
・補助金があるから機械を買うのでは、補助金は農協の行動を変え、農家の経営力を奪っているだけ
No comments:
Post a Comment