今日はストックホルム大学のノーベル賞受賞者の記念講義に行ってきました。そう、授賞式はストックホルムなんですね。毎年受賞者が講義をすることになっているらしく、それが今日だったわけです。
講義はphysics, chemistry, economicsの順で9:00-15:30まで(途中休憩あり)。
各受賞者45分ほどの講義でしたが、話題やスライドの作り方、English wise、プレゼンテーション慣れ、ユーモアなどとにかく7人とも個性が出ていて、飽きることのない半日でした。感想などをいくつか。
1.Simplicity
驚くことに、各受賞とも共通していたのがこれ。何かのきっかけで既存の理論のほころびを見つけ、あれこれ試しても証明できず、同僚に白い目で見られながらずーーーーっと考えていてある日突然単純な発想を思いついて試してみると――という小説のような話がそこには広がっていました。(ただし、Krugmanの場合は多少違う印象)
2.Passion
とにかく自分の研究を説明する受賞者は楽しそうでした。本当に。
3.Truth
経済学と違って、物理や化学には「真理」があるんだなあ、と妙な感想を抱きました。理論で仮説を作って、実験して試して、違っていたら理論を直して・・・たしかに、それは楽しかもしれない。あと10年前にこういう講義を聴いていたら人生変わったかもしれないなあと思いました。きっと自分は自然ではなく人間に興味があったから文系にしたんでしょうね。
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